前回の続き、時代は昭和になります。 日本が軍国主義の時代、やきものに関しては特筆すべき点がありません。特に、第二次大戦中は、やきものも軍事的なものを作らされたりした例も残されています。 そして、戦後、もののない時代から、 […]
ここまで、土器の時代から始まって、近代の始まりまでのやきものの歴史をざっくり流してきました。しかし、ここにきてやきものの世界にはじめて、分水嶺が生まれます。それは、それまで「陶工」として、職人が作っていたやきものが、「陶 […]
年表的やきもの考も13回目。いよいよ近現代です。 ・・・専門家でもない筆者、特にどこの分野が得意という事ではありませんが、明治期はどちらかというと苦手の時代になります。なにしろ、資料が少ないのです。専門の研究者も少ないし […]
前回の有田の話の続き。京都も磁器の焼成に成功し、現在につながる京焼の隆盛のはじまりました。 ◎京焼の台頭 肥前と共に、江戸時代のやきものに華を添えたのが京焼です。経済産業省が認定している伝統的工芸品としては、「京焼・清水 […]
前回は、「近世のやきもの」という大きな枠で、大きく流通した生活用品としてのやきもの、茶の湯の世界の流行を紹介しました。今回は近世の続きとして、やきもの史として産業面・技術面から大きな流れをリードした有田焼(伊万里焼)と京 […]
さて、いよいよ近世、江戸時代にはいってきました。 まずは、江戸時代のやきもの事情から書いてみましょう。 近世のやきものと言えば・・・、全体の印象としては、多彩な意匠と、庶民から武家までの、現在に通じる日用づかいのものから […]
今回は、千利休と時を同じくして活躍した戦国武将たち、信長や秀吉からみた桃山時代の話をしましょう。群雄割拠の時代から、織田信長、豊臣秀吉、そして徳川家康へ。やきものがテーマでは、外せない時代です。 いつも思っていることです […]
さて、今回も室町時代から話を始めます。茶の湯の隆盛へと向かう時代です。 茶の湯と言えば、千利休とその弟子たちが有名ですが、利休は創始者ではありません。利休に至るまでの道を造った茶人たちが室町中期に現れました。当時は、唐物 […]
さて今回から、歴史という視点で「やきもの」のキーポイントを上げていってみましょう。日本の文化には切っても切れない関係の「やきもの」の歴史は、日本史の支流としても、興味深いものです・・・しかし、あまりにも長い歴史なので、今 […]