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2019/11/22
陶磁器の色いろ 〜アースカラー編:緑(後編)

前稿に引き続き、「緑」を考えていきます。 今回は、日本の「緑」です。   ◎日本の緑釉陶器、唐三彩   中国の王侯貴族の副葬品であった唐三彩は、日本にも輸出されました。そして奈良時代には日本でも緑釉陶器が焼かれるようにな […]

2019/11/15
陶磁器の色いろ 〜アースカラー編:緑(前編)

陶磁器の色をテーマの連載もいよいよアースカラー編で最後。緑と土色の予定です。   まずは、陶磁器の「緑」についてです。   前稿の赤や青と同様、現在では科学的にさまざまな青が陶芸用に発売されていますが、ここで書くのは伝統 […]

2019/10/04
陶磁器の色いろ 〜ポイントカラーの青

前稿に引き続き、「青」を考えていきます。 今回は、ポイントカラー、つまり「描く青」です。   顔料としての青は、コバルト系が基本。ただし、産地によっても調合によっても青色は違ってきます。当初は、中国産の天然呉須 […]

2019/09/27
陶磁器の色いろ 〜ベースカラーの青(後編)

前回にひきつづき、陶磁器の「青」について。 青と言えば、青磁ですが、他にも有名なものについて、軽く列挙していきます。   ◎青白磁   青白磁(せいはくじ)は、青磁との違いをよく聞かれることが多いので […]

2019/09/20
陶磁器の色いろ 〜ベースカラーの青(前編)

陶磁器の「青」について書きましょう。   前稿の「赤」と同様、現在では科学的にさまざまな青が陶芸用に発売されていますが、ここで書くのは伝統の「青」「藍」です。   まずはベースカラー、つまり器全体に「青」を用いた陶磁器を […]

2019/04/15
陶磁器の色いろ 〜ポイントカラーの赤

前稿に引き続き、赤を考えていきます。 今回は、ポイントカラー、つまり「描く赤」です。 中国では、酸化銅を成分とした様々な赤の釉薬が生み出されたと前稿で書きましたが、その変わりとして使われるようになった赤が酸化鉄の「ベンガ […]

2019/04/08
陶磁器の色いろ 〜ベースカラーの赤

陶磁器の赤について書きましょう。 といっても、現在では科学的にも技術が発展していますから、陶芸用に多彩な色が発売されているのはご存じのとおり。 ですから、ここで書くのは「伝統」の赤です。 まずは、ベースカラー、つまり器全 […]

2019/03/15
陶磁器の色いろ 〜モノトーン編:陶器の黒(後編)

さて、黒いやきものの話のつづきです。 前項では、ギリシアや中国の有名な黒をいくつかあげましたが、ここでは日本のものをあげましょう。 日本も結構古くから、黒い器が人気だったようです。 ◎日本の黒秞陶器 日本では黒い器は桃山 […]

2019/03/04
陶磁器の色いろ 〜モノトーン編:陶器の黒(前編)

陶磁器の「黒」……なんだか、モダンなイメージがありますか? 今も昔も、粋なイメージの黒。もちろん、陶磁器における「黒という意匠」も古くから試みられてきました。 ちなみに、前回の白については、「磁器」から話を始めましたが、 […]

2019/02/22
陶磁器の色いろ 〜モノトーン編:陶器の白

白の器の代表は「白磁」ですが、陶器でも白い器が作られました。白磁と違って、温かみがあって、厚みもあるもの。素地そのものは通常は土色を残していますので、割れた陶片をみると、土色が顔を出します。また、湯呑などの底面(高台)を […]