やきもの雑学という視点で、陶器まつりを紹介する新企画です。 ですので、陶器まつり情報ではなく、歴史などの「雑学です」 …不定期連載ですが、ゆるく楽しんでいただければ幸いです。 さて、夏祭りの季節ですね。 陶器まつりと言え […]
「用の美(ようのび)」という言葉は、愛陶家や陶芸家の間では、基本的な用語の一つと言って良いでしょう。でも、一般的には使わない特殊な言葉ですから、もちろん、初耳という方もいるでしょう。ちなみに、広辞苑などにも掲載されていな […]
毎年文化の日に、文化勲章が授与されます。 今年は久々に陶芸の分野から受章者がでました。京都の巨匠・今井政之さんですね。象嵌技法でよく知られる陶芸家です。 2年ほど前に、この作家さんと、その息子・孫と、3代の陶芸活動を […]
前回は「国宝のやきもの」として、近世の野々村仁清を紹介しましたが、今回はぐっと遡って、日本の先史時代。 1万年の縄文時代に、弥生、古墳時代(科学的には先史時代の終焉の定義は難しいので、便宜上とします)のやきもののうち、国 […]
なんとなく聞いたことがある、あるいは知っておくと会話が弾む、愛陶家が口にしがちな言葉を集める企画の4回目。これまた、愛陶家、華道家、さらには酒好きの中ではよく知られている言葉ですね。 「備前の水甕、水腐らぬ」 これは、古 […]
日本で国宝・重要文化財に指定されている文物は、ほとんどが近世以前のもの。 しかも、書画なら作家名が残っていますけど、陶磁器などの工芸品は基本的に無名。陶芸家という概念もないし、陶工には個人で名を残して作る「作品」はないか […]
誰もが知る陶芸界の名家をご紹介していく企画の第3弾。 既に紹介した「酒井田家」「今泉家」と同じく佐賀県にありますが、向こうが色絵磁器なのに対し、こちらは陶器の唐津焼の名家「中里家」です。 歴代当主は中里太郎右衛門(なかざ […]
なんとなく聞いたことがある、あるいは知っておくと会話が弾む、愛陶家が口にしがちな言葉を集める企画の3回目です。これまた、愛陶家、さらには日本酒好きの中では有名で、金言のようなこの台詞。 「備前の徳利、唐津のぐい呑」 これ […]
日本には、工芸品だけでも、国宝が250件超。しかし、陶磁器の中でも「青磁」に限って言えば、3点しかありません。いずれも名品中の名品。 平安時代、貴族たちの間でも「唐渡り(からわたり)」の貴重品の中でも、「秘色(ひそく)」 […]
誰もが知る陶芸界の名家をご紹介していく企画の第2弾。 前回の「酒井田家」と並ぶ、色絵磁器の名家「今泉家」です。 歴代の今泉今右衛門を名乗ります。現在は14代目。 今右衛門と言えば、陶芸、古美術の世界では柿右衛門とならんで […]