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2018/05/25  category:年表的やきもの考
近現代 (2)

ここまで、土器の時代から始まって、近代の始まりまでのやきものの歴史をざっくり流してきました。しかし、ここにきて年表的やきもの考の一つの分水嶺の話をします。それは、それまで「陶工」として、職人が作っていたやきものが、「陶芸 […]

2018/05/23  category:日本六古窯と私的六好窯
その6「壺屋」

私的六好窯の第6回、最終回は壺屋焼。主要地は、沖縄県那覇市壺屋・中頭郡読谷村です。 最後は沖縄です。これまでの5カ所とも、日本六古窯ともガラっとイメージが異なる場所ですね。なぜなら、沖縄のやきもの(やちむん)は琉球王朝時 […]

2018/05/18  category:年表的やきもの考
近現代 (1)

年表的やきもの考も9回目。いよいよ近現代です。 ・・・専門家でもない筆者、特にどこの分野が得意という事ではありませんが、明治期はどちらかというと苦手の時代になります。なにしろ、資料が少ないのです。専門の研究者も少ないし、 […]

2018/05/16  category:国宝のやきもの
青磁

日本には、工芸品だけでも、国宝が250件超。しかし、陶磁器の中でも「青磁」に限って言えば、3点しかありません。いずれも名品中の名品。 平安時代、貴族たちの間でも「唐渡り(からわたり)」の貴重品の中でも、「秘色(ひそく)」 […]

2018/05/11  category:年表的やきもの考
近世 (3)

前回の有田の話の続き。京都も磁器の焼成に成功し、現在につながる京焼の隆盛のはじまりました。 ◎京焼の台頭 肥前と共に、江戸時代のやきものに華を添えたのが京焼です。経済産業省が認定している伝統的工芸品としては、「京焼・清水 […]

2018/05/09  category:日本六古窯と私的六好窯
その5「丹波」

私的六好窯の第5回は丹波焼。主要地は、兵庫県篠山市今田町上立杭です。 日本六古窯の一つ、丹波焼は鎌倉時代初期には始まっており、現在まで続いている伝統的な窯場。現在は「丹波立杭焼」として伝統的工芸品に指定されています。その […]

2018/04/27  category:年表的やきもの考
近世 (2)

前回は、「近世のやきもの」という大きな枠で、大きく流通した生活用品としてのやきもの、茶の湯の世界の流行を紹介しました。今回は近世の続きとして、やきもの史として産業面・技術面から大きな流れをリードした有田焼(伊万里焼)と京 […]

2018/04/25  category:継がれていく名陶家
今泉今右衛門

誰もが知る陶芸界の名家をご紹介していく企画の第2弾。 前回の「酒井田家」と並ぶ、色絵磁器の名家「今泉家」です。 歴代、今泉今右衛門を名乗ります。現在は14代目。 今右衛門と言えば、陶芸、古美術の世界では柿右衛門とならんで […]

2018/04/20  category:年表的やきもの考
近世 (1)

さて、いよいよ近世、江戸時代にはいってきました。 近世のやきものと言えば・・・、全体の印象としては、多彩な意匠と、庶民から武家までの、現在に通じる日用づかいのものから豪華絢爛な大名道具までの多様な「器種」が生み出された時 […]

2018/04/18  category:日本六古窯と私的六好窯
その4「信楽」

私的六好窯の第4回は信楽焼。主要地は、滋賀県甲賀郡信楽町です。 信楽は、六古窯の一つでとにかく歴史が古い。正確な発祥時期も諸説あり、聖武天皇が造営した紫香楽宮(しがらきのみや:天平時代)の時期に瓦を焼いたものを最初とする […]