注目の展覧会

update:2018/01/02

全国で開催される美術展、個展、公募展のうち、特に注目される展覧会をピックアップします。

フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年

東京赤坂のサントリー美術館の開館10周年を記念して、フランス・セーヴル陶磁都市が所蔵する名品を集めた大規模な展覧会が企画され、現在開催中です。フランスの国営(創業時は王立)の磁器窯であり、現在も制作され続けている窯ですが、数に限りがあり、希少価値の高いもの。それが、年代別に、初期の18世紀から19世紀、そして現在に至るまでの各時代の輝かしい作品が来日しているのですから、実に貴重な機会と言えるでしょう。各時代で常に新しさを求め続けたセーヴル300年の歴史が一堂に会している本展は、見逃せません。全国巡回予定です。
■ 2017/11/22~2018/01/28 サントリー美術館(東京都港区赤坂)
■ 2018/04/07~2018/07/16 大阪市立東洋陶磁美術館(大阪市北区中之島)
■ 2018/07/24~2018/09/24 山口県立萩美術館・浦上記念館(萩市平安古町)
■ 2018/10/06~2018/12/16 静岡市美術館(静岡市葵区紺屋町)

むしあげ 岡山に花開いた京の焼物

岡山といえば備前焼。岡山の虫明焼(むしあげやき)というのは、ひょっとしたら知る人ぞ知るやきものかもしれません。しかし、江戸時代に花開いた虫明焼は、力強く素朴さを持つ備前とは対照的に、静で雅。それは、京焼の流れを汲むためで、今日の名工であった初代清風与平や真葛香山を呼び寄せ、磁器を焼かせたという御庭焼だからです。なかなかまとまって見る機会も少ない虫明焼。本展は、岡山県立博物館と京都の茶道総合資料館の共催によって実現した、貴重な企画となっています。
■ 2018/01/19~2018/03/11 岡山県立博物館(岡山市北区)
■ 2018/03/23~2018/05/27 茶道総合資料館(京都市上京区堀川通)