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世界の「名窯」リスト

update:2018/01/20

世界中にある陶磁器ブランド、いわゆる名窯たちの中から、ここでは特に有名なもの、比較的日本でも手に入りやすいものを中心にピックアップしています。今後もリストを増やしていく予定です。

*表はエリア順に並んでいますが、項目ごとに並び替えができます。
*名称で並び替えする場合は、アルファベット順になります。
*記載のHPは、日本法人あるいは日本での代理店が基本ですが、
 日本に関連サイトがない場合は本社(日本語ページ以外)のHPとなっています。

areafoundednamecommenttypical series
a01西欧
イギリス

ダービー
ダービーシャー
1750Royal Crown Derby
ロイヤルクラウンダービー
英国でもっとも歴史のある陶磁器ブランドの一つで、イギリスで格調高いライフスタイルの象徴とされる名窯
イギリス・ダービー州で開窯、1775年にジョージ3世より“クラウン”、1890年にビクトリア女王より「ロイヤル」の栄誉を授けられ、イギリスで唯一2つの称号を冠する陶磁器ブランドであり、現在もイギリス国内で生産し続けている。特に1775年に伊万里の金襴手を模したオールド・イマリが人気になり、それを日本では「ジャパン」として人気商品に。他にも、現在販売中のパターンの多くはイギリスの伝統を今に伝えている。1970年代にはロイヤル・ドルトングループの傘下に入っていたが、2000年に再度独立をした。
http://www.royalcrownderby.jp/
オールドイマリ
伊万里とダービー様式を融合させたダービー窯を代表するデザインで、繊細で赤黒と金銀の色使いが特徴的
ポジー
ピンクのバラを中心にした愛らしいブーケのデザインはイギリスらしい気品に溢れ、特に人気のシリーズ
ペーパーウェイト(フィギュリン)
創業当時から製作され、コレクターの多い人気アイテム。猫や犬、鳥、野生動物など種類も豊富
a01西欧
イギリス

ウースター
ウスターシャー
1751Royal Worcester
ロイヤルウースター
英国の陶磁器界で初のロイヤルの称号を得、現在までその称号を続ける唯一の窯で、現存するイギリス最古の磁器窯
薬剤師ウィリアム・デイヴィスと医者で化学者ジョン・ウォールが中心となって、独自の磁器製造を開始。1789年にジョージ3世に勅許を与えられた初の王室御用達窯となり、以来200年以上9人の国王から途切れることなく授けられている。窯を代表する、油彩のような濃密な絵付けの「ペインティッド・フルーツ」は限られたシニア・ペインターのみが絵付け。他にもイギリスの花々を描いた伝統的なデザインや、シノワズリ(中国風)、ジャポニズムの影響を受けたデザインも発表。現在は英国食器メーカーのポートメリオン・グループ。
https://www.royalworcester.co.uk/
ペインティッド・フルーツ
透過性の高い絵の具を使い、何度の絵付けと焼成を繰り返して完成するフルーツは陶磁器芸術の最高峰
イヴシャム・ゴールド
果物の里として知られるイヴシャム渓谷の秋のフルーツをモチーフにした、伝統的なデザイン
レンデル・デザイン
人気の動物画家ハンナ・デールの水彩画を食器にした、最近のウースターの人気シリーズ
a01西欧
イギリス

ストーク・オン・トレント
※通称はポッタリーズ
スタッフォードシャー
1759Wedgwood
ウェッジウッド
イギリス王室御用達の陶磁器ブランド、世界の王侯貴族に愛されてきた高品質と芸術性で知られるイギリスが誇る名窯
「イギリス陶工の父」と呼ばれるジョサイア・ウェッジウッドがストーク・オン・トレントに開窯、2種類の独特の素地を持つ。一つは独特の光沢と硬さを持つ「ファイン・ボーンチャイナ」。美しい白地に花や果物などのさまざまな絵柄が描かれ、人気シリーズの食器が多数作られている。もう一つは、柔らかい質感を持つストーンウェア「ジャスパーウェア」。淡いブルーグレー地などに白い精緻なレリーフが浮かび上がるカメオのようなデザインで、インテリアやアクセサリーとしても人気がある。現在はWWRDグループ。
http://www.wedgwood.jp/
ワイルドストロベリー
愛らし野いちごのデザインで世界的ベストセラーで、食器はもちろん、ファブリックまである
フロレンティーン
140年以上の歴史あるフォーマルなデザインで、キリシア神話のグリフィンがモチーフ
ピーター・ラビット
言わずと知れたイギリスの人気絵本のシリーズ。最初に販売されたのは1949年という長い歴史がある
a01西欧
イギリス

ストーク・オン・トレント
※通称はポッタリーズ
スタッフォードシャー
1770Spode
スポード
焼き物の町ストーク・オン・トレントにある英国4大名窯の一つで、ファインボーンチャイナを完成させた名窯
ジョサイア・スポードが開窯。精度の高いボーンチャイナを作りあげて、その後のイギリス陶磁器業界に大きな功績を残した。これは、動物の骨灰の含有量を従来の2割から5割まで増やしたことで、その透明感ある白が可能となった。そのため通常のボーンチャイナと区別して「ファインボーンチャイナ」と呼ばれている。さらに、銅版転写技術による下絵付け技法によるシリーズも発表している。1816年にはジョージ4世により皇室御用達の栄誉を得ている。現在は英国食器メーカーのポートメリオン・グループ。
https://www.spode.co.uk/
ブルーイタリアン
銅版転写による古代ローマの風景をモチーフにしたオリエンタルなデザインで、200年以上のベストセラー
クリスマスツリー
1938年に北米向けに発表されて以来、世界的に人気なクリスマスツリーのデザイン
デラメール・シリーズ
イギリスの田園地方デラメールをモチーフにした1828年発表のデザインをモダンに一新
a01西欧
イギリス

ストーク・オン・トレント
※通称はポッタリーズ
スタッフォードシャー
1775Aynsley
エインズレイ
世界で一番美しい「白磁」と呼ばれるファインボーンチャイナのみを使用し、女性に人気のデザインを揃える名窯
産業革命中の1775年に創業。その白磁は世界一美しいと言われるファインボーンチャイナで、手描き以外に銅板プリントなども採用しつつも、全工程ハンドメイド。特に鮮やかな色使いは、色(釉薬)ごとに温度を変えて、何度も焼成することによって実現(註:現在は窯業の技術が進歩により、同じ温度・1回の焼成で全色を発色させるのが一般的)。華やかな花や果物をデザインしたシリーズが、イギリス王室、特にヴィクトリア女王やエリザベスII世女王をはじめとする女性達に愛され続けている。現在はベリーク・グループ。
http://www.aynsley.co.jp/
オーチャードゴールド
背景にゴールドを使用し、さまざなフルーツの実りを祝った作品で、初期からある伝統のデザイン
エリザベスローズ
イングランドの国花であるバラをジョージ3世の命によりデザインされたもので、2003年に復刻された
ペンブロック
伊万里焼をイメージしてデザイン。1970年代に復刻し、現在はエインズレイを代表するシリーズの一つ
a01西欧
イギリス

ストーク・オン・トレント
※通称はポッタリーズ
スタッフォードシャー
1793
-2015
Minton
ミントン
イギリスの名高いボーンチャイナ。世界中の王室で愛され、世界中のイギリス大使館でも使用されていた名窯
陶磁器の転写に使う銅版を彫る職人だったトーマス・ミントンにより開窯され、当初より芸術性・装飾性に富んだ作品に取り組む。2代目の代になると、優秀な人材を確保し、デザインとともにさまざまな技法も発明、3代目も新しい装飾技法を生み出し続けると、ついにヴィクトリア女王から「世界で最も美しいボーンチャイナ」と絶賛されるに至った。近年はロイヤル・ドルトンの傘下となっていたが、2015年に親会社がWWRDグループになった際、ブランドは製産休止(廃止?)となり、現在は品薄状態、あるいはアンティークのみ。
ハドンホール
1948年に発表されたミントンの代表作で、古城ハドンホール城の装飾からヒントを得た可憐なデザイン
アーガイル
アシッド・ゴールド(金を腐食させて文様をつくるエッチング金彩)による華やかなデザイン
ヴィクトリア・ストロベリー
ヴィクトリア女王にちなんだデザインで、ワイルドストロベリーをモチーフにしたもの
a01西欧
イギリス

ストーク・オン・トレント
※通称はポッタリーズ
スタッフォードシャー
1815Roya lDoulton
ロイヤルドルトン
イギリス最大の陶磁器ブランド。現代的でスタイリッシュな都会に住む若者の生活スタイルを体現する名窯
ロクロの名人だったジョン・ドルトンが開窯。2代目のヘンリー・ドルトンが飛躍的に発展させ、ヴィクトリア女王から陶磁器業界初の「ナイト」の称号を与えられ、1901年にはエドワード7世から王室御用達の栄誉を受けて「ロイヤル」を冠することを許された。シンプルなデザインが多く、現代的・都会的なスタイルのものが多い。近年は、ミントンやロイヤルクラウンダービー、ロイヤルアルバートを吸収して、グループや世界最大級の陶磁器メーカーとなったが、現在はWWRDグループに入っている。
http://royaldoulton.jp/
フェイブル
ロンドンのイラストレーターのキャロライン・主ノールによるコラボで、北欧に想を得たデザイン
ロンドン・コーリング
ロンドンのテキスタイルデザイナーのシャーリー・ミューレンのデザインで、モノトーンの風景が特徴
バニキンズ
1930年代にイギリス人シスターが描いた愛らしいうさぎがモチーフの歴史あるデザイン。日本未発売
a01西欧
イギリス

ストーク・オン・トレント
※通称はポッタリーズ
スタッフォードシャー
1896Royal Albert
ロイヤルアルバート
英国の代表的な花々が取り入れられた優美なデザインで、“最も英国的な王室御用達テーブルウェア”として名高い
トーマス・ワイルドとその息子により、ストーク・オン・トレントに開窯、ヴィクトリア女王の夫君アルバート公にちなんで命名。1978年にヴィクトリア情報の即位60周年記念品を制作し、王室御用達の栄誉を受ける。1904年にはロイヤルを冠することも許され、1978年にはエリザベス女王から表彰も受けている。イギリスの伝統的な花柄パターンで有名で、特にイギリス国花であるバラをモチーフにしたシリーズは世界中でベストセラーとなっている。近年はロイヤルドルトンの傘下に入り、現在はWWRDグループ。
http://www.royalalbert.jp/
オールド・カントリーローズ
1962年の発売以来、世界中で販売され続けているベストセラー。バラが咲き誇るエレガントなデザイン
ニュー・カントリーローズ
オールド・カントリーローズを元に、クラシカルなシェイプに小花を散りばめた現代的でデザイン
ローズ・コンフェッティ
コンフェッティ(紙吹雪)のように、小さなバラが散りばめられた、モダンでロマンティックなデザイン
a01西欧
イギリス

ストーク・オン・トレント
※通称はポッタリーズ
スタッフォードシャー
1960Portmeirion
ポートメリオン
イギリスらしいボタニカルやフルーツのデザインと、電子レンジ等に対応する使い勝手のよい食器で有名
スーザン・ウィリアムズ・エリスが1953年北ウェールズのポートメリオン村で開いた工房がはじまり。1960年にストーク・オン・トレントに移転して会社を設立した。1972年発表のボタニックガーデンの大ヒットで一躍有名となり、現在は世界中で販売されている。人気の理由はイギリスの庭園を彷彿させる花々やフルーツのデザインだけではなく、電子レンジや食器洗い機にも対応する丈夫さ。現在は、カジュアルテーブルウェアとしてイギリスをリードする食器メーカーに成長しており、老舗のスポードも傘下に収めた。
https://www.portmeirion.co.uk/
ボタニックガーデン
ボタニカル画をモチーフにしたデザイン。毎年新しいデザインが発表され、さまざまなアイテムに展開。
ポモナ
ローマ神話の果物の女神にちなんだ名で、フルーツをデザイン。ボタニックガーデンと並ぶ世界的な人気
ボタニックガーデン バード
ボタニックガーデンの関連シリーズで、花に鳥をあしらった、愛らしいデザイン
a02西欧
イギリス

ベリーク
北アイルランド
1857Belleek
ベリーク
アイルランド地方最古の窯で、大理石のような手触りと透過性を持ったバリアン・チャイナと呼ばれる磁器が特徴
ジョン・カルドウェル・ブルームフィールドが北アイルランドのベリーク町に開窯。「眠りから覚めた妖精」や「森と湖の町ベリークが生み出した芸術品」などと呼ばれている。その製品は、鋳型の成形から絵付けまで職人が手がけるハンドメイドで同じものが二つとないことでも知られ、現在も伝統を守り続けている。テーブルウェアの他に、同じくバリアン・チャイナで作られるハンドクラフトジュエリーも人気。なお、現在のベリーク・グループは、名高いエインズレイやゴールウェイ・アイリッシュ・クリスタルも傘下。
https://www.belleek.com/
シャムロック
シャムロック(三つ葉のクローバーの一種)をモチーフにした、窯を代表するデザイン
ハンドクラフト・ジュエリー
バリアン・チャイナで作られた、バラやデイジー、シャムロックなどのピアス・ブローチ
ハンドクラフト・バスケット
カントリーフラワーをあしらい、職人によって手作業で編まれた磁器のバスケット
a11西欧
フランス

リモージュ
オート=ヴィエンヌ
1737Royale de Limoges
ロワイヤル・ド・リモージュ
フランスではじめて軟質磁器を作った窯で、セーヴルと並ぶフランス最古の磁器製作所であり、幻の名窯と呼ばれる
ルイ16世の弟アルトワ伯爵の比護を受け、1774年に王室御用達、1778年に王立になり、「LIMOGES」のロゴを製品に印した最初の窯。この窯の歴史は、そのままフランスの磁器の歴史と言われるほどで、その純白で透明感ある白磁は「穢れなく純粋」と称えられた。現在も伝統を守りつつ高い品質を維持し、ハンドメイドによる成形と絵付けの技術を誇っている。ルーヴル美術館やヴェルサイユ宮殿にある歴史名品を復刻することを許されている数少ない窯であり、一方で新しいデザインの開発も進めている。
https://www.royal-limoges.fr/index.cfm
マリー・アントワネット
1782年にセーヴルからヴェルサイユに献上された、矢車菊の愛らしいデザインを復刻
ロズレ(ロザリー)
18世紀後半に作られ、オリジナルはパリのモンマルトル美術館に所蔵。バラ園を意味するシリーズ。
ヒストリカル・カップ
有名美術館所蔵のオリジナルを元に復刻シリーズ。コレクターズアイテムとしても評価の高い
a11西欧
フランス

リモージュ
オート=ヴィエンヌ
1842Haviland
アビランド
リモージュを代表するブランドの一つで、「食事にアート」をコンセプトに、世界の皇室や公邸で使われている
ニューヨークの貿易商ダビット・アビランドがリモージュに魅せられて開窯。白く、薄く、固い、最高の磁器を作り、アメリカ人好みの絵付けをし、リモージュを世界に広めた。すぐにリモージュの名門の地位を築くことに精巧したアビランドは、ナポレオン3世妃ユージェニーが愛用し、名作「アンペラトリス・ユージェニー」が作られ、通常セーヴルで国賓をもてなすフランスでも、このシリーズだけは例外となっている。現在も、リモージュで成形から装飾まで、磁器を完成させるフランス最後の磁器メーカーである。
http://www.haviland.fr/
アンペラトリス・ユージェニー
薄紫のスミレをモチーフに、アールヌーヴォー様式でデザインされた、アビランドを代表する名作
ルーヴシエンヌ
ヴェルサイユ宮殿プティトリアノンからデザインされ、バラや矢車草などをモチーフにしたロングセラー
アラン・トマ
フランスを代表する画家アラン・トマとのコラボによる、色彩豊かな動植物のシリーズ
a11西欧
フランス

リモージュ
オート=ヴィエンヌ
1849Raynaud
レイノー
250年のリモージュの歴史の中でも名門の一つで、輸出重視で製産を続け、レストランなどでも愛用されている名窯
ナポレオン3世の共和制時代に開窯され、王朝風の華やかさを持った高い技術力を持ち、受注生産方式で希少性が高かった窯。1911年にマーシャル・レイノーが工房主となり、現在まで伝統を守りつつ、高品質のリモージュ焼を作り続けている。近年のレイノーの白磁は、1回目1000度、2回目は1400度という2度の高温で焼成されるため、金彩がないものなら電子レンジやオーブン、食器洗浄機も使用可能。そのため、フランスの有名レストランの多くがレイノーを使用している。現在は、日本ではハウス食品が販売代理店となっている。
http://housefoods.jp/shopping/ercuis-raynaud/raynaud/
トレゾー
創業者マーシャル・レイノー設計のビンテージモデルをモダンにし、編み込み模様が施されたデザイン
シ・キオン
人気のシノワズリ(中国風)のデザインの一つで、中国黄河の畔の情景をモチーフにした伝統的なデザイン
モーニング・グローリー
清楚なブルーの朝顔の小花を散らしたデザインと、黄色をアクセントに配した人気デザイン
a11西欧
フランス

リモージュ
オート=ヴィエンヌ
1863Bernardaud
ベルナルド
ナポレオン3世の御用達窯としてフランスの優雅さと伝統を守り、現在はリモージュ最大の規模を誇る人気の名窯
初代レオナール・ベルナルドが開窯し、リモージュにある多くの窯を吸収しながら拡大していった名窯。現在は5代目当主がベルナルド家を継承しており、リモージュ最大の規模を誇りつつも、最も古い家族経営の企業でもある。ベルナルドは「独創性と革新」を創業時より理念として掲げている。その特徴は、伝統的な王朝風でありながら、常に新しい美を追究している。また、ヨーロッパの磁器ブランドの中でも唯一、ホテルやレストラン専用の食器を開発している窯であり、さまざまなシェフやデザイナーとのコラボでも知られている。
http://www.bernardaud.jp/
コンスタンス
金彩にオークの葉とどんぐりという優雅でクラシックな文様で、フランス帝政時代の代表的なデザイン
フリヴォル
爽やかな緑が特徴的で、バロック様式に現代的なフォームを加えた「気まぐれ」という意味のデザイン
シャトーブリアン
フランスの政治家シャトー・ブリアンにちなんだシリーズで、金彩に波、小花を組み合わせたデザイン
a12西欧
フランス

セーヴル
パリ近郊
1740Sèvres
セーヴル
「幻の陶磁器」と呼ばれる国窯で、エリゼ宮や国賓へのギフトなど国家のための制作が中心で年間6000ピース限定
ルイ15世時代、ポンパドゥール夫人によってヴァンセンヌ王宮内に工房が創設されたのが始まり。1756年に夫人の館近くのセーヴルに移転し、1759年にフランス王立製陶所となり、以後、フランスの陶磁器文化をリードし続けている。現在地の製陶所の隣には陶磁器美術館が建てられていたが、2010年に国立セーヴル磁器製作所とセーヴル国立陶磁器美術館が統合され、「セーヴル陶芸都市」となっている。「セーヴルのブルー」と呼ばれるように、王者の青として知られる青地に金の柄を施したものが代表作。
http://www.sevresciteceramique.fr/
ファット・ブルー
コバルト(青の顔料)焼成を3回繰りかえし、深みのある青に金彩を施した、セーヴルを代表するデザイン
アガサ・ブルー
独特の澄んだ水色と白磁の白のコントラストの地に、金彩や小花などの色絵を施したデザイン
ローズ・ポンパドゥール
鮮やかなピンク地に金彩やバラなどを施した、気品溢れる華やかさを持ったデザイン
a13西欧
フランス

ジアン
ロワール
1821Gien
ジアン
名高い「ジアン・ブルー」とロワールの豊かな自然のデザインが人気の、200年近い歴史あるフランスの陶器窯
イギリス人のトマス・ホールが開窯し、イギリス式ファイアンス陶器を作ったのが始まり。当初は生活食器が中心だったが、多色刷りの技法を生み出し、万国博覧会にで金賞を獲得。家紋のオーダーメイドのテーブルウェアが人気となり、世界中の王侯貴族に愛用されるようになった。また、ロイヤルブルーやナイトブルーなど「ジアン・ブルー」と呼ばれる独特のブルーが人気を集め、ロワール地方の野生動物や花々などの自然をモチーフにしたデザインも秀逸で、現在では一流のテーブルウェアブランドとして、世界的な人気がある。
http://www.gienfrance.jp/
オアゾ・ブルー
ブルーも文様を下地に、フルーツや花などが鮮やかに描かれた、ジアンを代表するシリーズ
ミルフルール
イザベラ・ド・ボルシュグラーがデザインし、「千の花」を意味する世界的ベストセラー
フィレ
シンプルで使いやすいシリーズとして人気。白地に手描きの縁取りでブルーやグリーンなどの4色
a21西欧
ドイツ

マイセン
ドレスデン近郊
1710Meissen
マイセン
ヨーロッパで初めて硬質磁器を生みだしたドイツの名窯で、ヨーロッパを代表するポーセリン・ブランド
ドイツのザクセン選帝侯アウグスト強王の命により、ヨーロッパで最初に白磁の焼成に成功し、1710年にドレスデン近郊、エルベ川の畔の町マイセンに開窯したドイツが誇る歴史ある名窯。青い双剣のマークで有名。当初は中国や日本の柿右衛門の影響をうけたシノワズリのデザインで大流行したが、その後、技術が向上するにつれて、ヨーロッパ的な独自性ある意匠が登場。マイセンを代表する「ピンクのバラ」のような花々や果物をはじめ、写実的な風景画や人物画をデザインするようになった。またもフィギュリン(磁器人形)も有名。
http://www.meissen-jp.com/
ブルーオニオン
1739年に中国の染付を生かした代表的なデザイン。柘榴の代わりに身近なタマネギを描いたと言われる。
スワンホワイト
水をテーマに、白鳥やガラテア(海のニンフ)、魚、会などを浮き彫りにした、18世紀の白磁芸術の頂点
フィギュリン(磁器人形)
初期の頃から作られており、当初は動物、後にロココ様式の人形が登場し、繊細な手作業の芸術
a22西欧
ドイツ

ニンフェンブルク城
ミュンヘン
1747Nymphenburg
ニンフェンブルク
ニンフェンブルク城内に工房があり、全て手作業で精巧な伝統の高品質の磁器を作り続けるミュンヘンの名窯
ミュンヘン郊外に選帝候立磁器工房が開窯したのがはじまり。1761年にニンフェンブルク城内に移転し、現在も工房は城内にある。工房は閉鎖した時期もあったが、現在まで伝統の技術を継承しており、手作業で全工程を行うため、量産はできないが、当初からさまざまなアーティストが登場し、時代に影響を受けたデザインを生み出し、ロココ調の華やかな作風、キングスサービスと呼ばれる青と金の意匠、さらにアールヌーヴォー調の作風など多彩。現在も世界的なデザイナーやアーティストによる磁器作品を発表したりしている。
https://www.nymphenburg.com/
カンバーランド
工房初期のデザインで、ロココ調の華やかな花や蝶などが描かれたエレガントなデザイン
ベルエポック
1900年のパリ万博博でグランプリを受賞し、ミュンヘン・スタイルのアールヌヴォー様式として有名。
ロイヤル・バイエルン・サービス
ルートヴィヒ3世とマリア・テレサの結婚記念日のために作られた、精密で華やかな金彩のデザイン
a23西欧
ドイツ

メトラック
ザール川流域
1748Villeroy & Boch
ビレロイ&ボッホ
トータルライフスタイルを提案するホームウェア・ブランドとして名高い、ドイツの老舗陶磁器メーカー
ドイツ人のフランソワ・ボッホがロレーヌ公国に開窯。ロレーヌがフランス領になるとオーストリア領ルクセンブルク郊外に移転、マリア・テレジアの比護を受けて王室御用達に。1809年に現在地に近代的な陶磁器工場を設立、1836年にフランス人のビレロイと事業統合し、ドイツの技術とフランスのファッション性が融合した名作の数々を生み出し続けている。現在は、セラミック、カトラリー&キッチン、グラスウェア、ホームインテリア・アクセサリーの分野を手がけており、ホームウェアのトータルコーディネートを提案している。
http://www.villeroy-boch.co.jp/
オールド・ルクセンブルグ
東洋に影響を受けつつ、可憐な絵柄が印象的で、発売から200年以上、世界中で愛されているデザイン
デザイン・ナイーフ
ヨーロッパの風景を素朴で絵本のような世界観でデザインされ、ロングセラーの人気シリーズ
アンムット
イギリスのデザイナーが咲く花々をデザインした、優美で華やかなシリーズとして人気
a24西欧
ドイツ

ベルリン
1763KPM Berlin
KPMベルリン
(ベルリン王立磁器製陶所)
フリードリッヒ2世が設立させたベルリン王立磁器製陶所で、ロココの伝統を受け継ぐモダン・クラシックの名窯
フリードリヒ2世が自ら指導して作りあげたと言われる王立磁器製陶所であり、宮殿で使用する食器類を作らせた他、王侯貴族への贈答品にも利用したため、フランスのルイ16世やマリーアントワネット、イギリスのエリザベス2世などにも贈られており、世界中の王侯貴族に愛され続けている。作品の特徴は、フリードリヒ2世が自らロココ絵画の一部を磁器に写すなど、格調高い優美さが求められ、全てが手作業で行われる。フィギュリン(磁器人形)や、風景や人物を描いた陶版もコレクターが世界中にいる。
https://www.kpm-berlin.com/
クールラント
愛したクールラント公爵にちなんだシリーズで、重厚な古典様式であり、伝統あるデザイン
ロカイユ
ロカイユ装飾と呼ばれる貝殻がモチーフのデザインであり、当初から作られているシリーズ
フィギュリン(磁器人形)
フリードリヒ時代の復刻をはじめ、動物や風景、人物などを繊細に表現されており、コレクターも多い
a25西欧
ドイツ

ゼルプ
バイエルン
1879Rosenthal
ローゼンタール
シンプルなものから意匠を凝らしたものまで、デザイナーの個性が光るテーブルウェアを発表する磁器メーカー
フィリップ・ローゼンタールがバイエルンのエアカースロイト城に絵付け工房を開いたのが始まり。1891年にドイツ磁器生産の中心地ゼルプに工場を設立し、近代的な製産設備となって、ヨーロッパを代表するメーカーに成長した。そのデザインは常にユニークで、各国の一流アーティストにデザインを依頼する「スタジオライン」、ヨーロピアン・エレガンスを今日に伝える「クラシック」などを展開。2000年には名窯フッチェンロイターも傘下に入り、より多彩なラインナップとなっている。
http://www.rosenthaljapan.com/
スタジオ・ライン
時代を代表する芸術家やデザイナーとコラボした作品シリーズ。ダリなど錚々たるメンバーがデザイン
サンスーシ・ブルー
ブランデンブルクにあるサンスーシ宮殿にちなんでおり、1894年より続く最も古いデザイン
プレステージ・ガーラ
ヴェルサーチとのコラボで、バロック調にヴェルサーチのメデューサの紋章が配されたシリーズ
a25西欧
ドイツ

ゼルプ
バイエルン
1814Hutschen Reuther
フッチェンロイター
バイエルンのシンボル「ライオンマーク」が授けられた、ヨーロピアンクラシックとモダンを併せ持つ名窯
カルル・マグヌス・フッチェンロイターがホーエンベルク城に絵付け工房を設立したのが始まり。“いかなるものよりも優れた商品をつくること”を条件にバイエルン王から授かったバイエルン州のシンボル「ライオンマーク」を誇る。その特徴は、バロックやロココなどドイツの伝統スタイルを残しつつ、現代的な実用性・機能性を重視していること。電子レンジや食器洗い乾燥機にも対応したり、芸術性を求めつつ一方で装飾的になりすぎない使いやすさがあったりする。現在はローゼンタール社傘下。
http://www.rosenthaljapan.com/hutchenreuther.html
バロネス
19世紀末のベルエポック時代にデザインされた優美なシェイプと、繊細なレリーフが施された白磁
メドレー
南欧をイメージしたオリーブの実と、ブルーやイエローの配色で人気のデザイン
ブルーオニオン
中国磁器の文様をアレンジしたもので、1926年にマイセン窯から正式にパターンを譲り受けた
a31西欧
オランダ

デルフト
1653Royal Delft
ロイヤル・デルフト
17世紀以来のデルフト・ブルーを守り続け、オランダ王室から「ロイヤル」を許された伝統の陶器窯
17世紀に陶器の町デルフトで設立された32の陶器工房のうち、現存している唯一の古窯。東インド会社により、当時のオランダには大量の東洋磁器が入って来たため、白地に青の装飾を模倣して、デルフト近郊の土を使って作られた陶器が始まり。もともと東洋磁器の模倣から始まっているため、デルフト焼は中国や日本の染付を彷彿とさせる。デルフト・ブルーで知られている意匠は、濃いブルーから淡いブルーまで、さまざまなブルーで描かれた青の水墨画のような作品もあるのが特徴的で、アクセサリーやインテリアも人気。
https://www.royaldelft.com/
オリジナル・ブルー
17世紀からの伝統のハンドペイントの陶器シリーズで、デルフト・ブルーの他に、多色のものもある
ブルーウェア
18世紀に開発された転写技術による絵付けシリーズ。現在はスクリーン印刷を利用している
ピーコック・シンフォニー
トレードマークのピーコック(孔雀)をモチーフにした、モダンなシノワズリのシリーズ
a41西欧
オーストリア

ウィーン
1718Augarten
アウガルテン
ハプスブルク皇室直属のウィーン磁器工房で、雪のような白磁に優しい輝きを放つ絵を描く、伝統の名窯
ウィーンで開窯し、そのご愛陶家であった女帝マリア・テレジアが庇護して国営ロイヤル・ウィーンであった、マイセンに次ぐヨーロッパの古窯。その後は閉窯の浮き目もみが、1924年、マリア・テレジアゆかりのアウガルテン宮殿跡に工房が再建され、現在まで高い人気を保ち続けている。現在この窯では数多くのパターンとアイテムが作られているが、全て手描きのため、生産数も限られており、最高級のテーブルウェアとしての品質が保たれている。デザインも伝統的なものから、近年ではシンプルモダンなものも発表。
https://augarten-japan.com/
オールドウィンナーローズ
ウィーンの伝統的な花文様であるバラをモチーフの、初期の頃から作れている窯を代表するデザイン
マリア・テレジア
マリア・テレジアのアウガルテン宮殿のディナーセットとして贈られた、深緑で花を描いたデザイン
ビーダーマイヤー
古き良き時代のウィーンを彷彿させる、19世紀前半のビーダーマイヤー様式のデザインを20世紀に復刻
b01東欧
ハンガリー

ヘレンド
1826Herend
ヘレンド
ペインターの息づかいが感じられる手描きならではのデザインが魅力的な、ハンガリーを代表する名窯
ヴィンツェンツ・シュティングルがヘレンド村に開窯。当時のハンガリーはオーストリア帝国の統治下にあったため、ハプスブルク家の保護下にあってウィーンの王宮で花開き、ヨーロッパ中の王侯貴族に愛された。紋章には、ハンガリー国家で古くから使用されているものを1842年以来使用を許可されている。1851年にはロンドンの博覧会で、ヴィクトリア女王からの注文を受け、一躍世界的に。ヨーロッパの東端にあたるハンガリーは、オリエントとの交通路にあたるため、そのデザインには東方文化の影響があるのも特徴の一つ。
http://www.herend.co.jp/
ヴィクトリア
牡丹と蝶がモチーフの、華やかなシノワズリは、1851年のヴィクトリア女王買い上げ以来のベストセラー
ウィーンのバラ
一輪のバラのモチーフで、ハプスブルク家の門外不出のデザインだったもので、ウィーン窯から継承
インドの華
柿右衛門写しをベースに、ヘレンドグリーンと呼ばれる緑で絵付けされた、1867年以来の伝統のデザイン
b11東欧
ロシア

サンクトペテルブルク
1744Lomonosov
ロモノーソフ
サンクトペテルブルグで皇帝専属磁器窯として開かれたインペリアル・ポーセリン(ロシア王室御用達)
ピョートル大帝の娘で後の女帝エリザベータの命で、皇帝磁器窯としてサンクトペテルブルクに開窯。エカテリーナ2世の時代に黄金期を迎え、その時代に作れたエカテリーナ2世の4大ディナーセットは、エルミタージュ美術館に所蔵されている、ロシアが誇る美術工芸品として名高いものになっている。その後も皇帝たちに愛され、時代に応じつつ、ロシアを象徴するような陶磁器が作られ続け、社会主義国となった後も衰えることなく、現在まで人気の高級陶磁器ブランドでアリ続けている。
https://www.lomonosov-russia.com/
コベルト・ネット
エカテリーナ2世に献上されたディナーセットを元にデザインされた、窯を代表するシリーズ
ゴールデン・ガーデン
鮮やかな青の鳥と金彩で描いた羽が印象的な、高貴なデザインとして人気のシリーズ
ロシアン・ルボーク
ロシアの古い木版画をモチーフに、アレクセイ・ボロビエフスキーがデザインしたシリーズ
c01北欧
デンマーク

コペンハーゲン
1775Royal Copenhagen
ロイヤルコペンハーゲン
至高の青と言われるウルトラマリンブルーで名高い、デンマーク王室御用達、伝統の陶磁器ブランド
フランツ・ヘンリー・ミュラーが王室の保護の元で開窯、その後王室所有となり、作品にはデンマークのマークである3本のウェーブと王冠が入っている。1868年には王立から民間に移行し、1889年のパリ万国博覧会でグランプリを獲得するなど、世界的なブランドとしての地位を確立していった。窯を代表する青の顔料はかなり高温に耐えられるので、数多くの工程を経た器たちは丈夫で食器洗浄機も使用できるのも特徴的。ペインターは一つ一つの自分のサインを入れるため、同じように見えても瞬時に見分けられる。
https://www.royalcopenhagen.jp/
ブルーフルーテッド
最初に制作されたシリーズで、窯を代表するデザインであり、現在も熟練のペインターが絵付けしている
フローラダニカ
デンマークの植物図鑑を原画に、1790年から制作されているシリーズで、デンマークの至宝と謳われている
イヤープレート
1908年に発売以来100年以上、世界中にコレクターがいる人気アイテムとして知られている
c11北欧
スウェーデン

リドケピング
ヴェーネルン湖畔
1726Rörstrand
ロールストランド
スウェーデンのデザインを反映した最高の陶磁器製品、完成された高品質なクラフトマンシップの代名詞
スウェーデン王室の御用達窯としてヨハン・ウルフが開窯、当初は東洋磁器の模倣から発展していったが、その後多くのデザイナーや陶芸家を招き、装飾性に優れつつもふだん使いの美しい陶器というこだわりを持って、独自のスウェーデンスタイルを確立していった。現在も世界中のアーティストを招き、また数多くの人気デザイナーを擁して、さまざまな作品を発表し続けている。ノーベル賞授賞式後の晩餐会で使用されることでも有名で、格式高い製品を生み出し続けている。現在はイッタラ・グループ。
モナミ
陶器の母マリアンヌ・ウェストマンが1950年代に発表した青い花のモチーフで、トレードマーク的デザイン
スウェディッシュ・グレース
1930年に発表され、シンプルでやさしい色調に繊細な文様が彫り込まれている人気シリーズ
オスティンディア
沈没したインド貿易船から発見された陶片に想を得て1932年にデザインされた、青の小花のデザイン
c12北欧
スウェーデン

グスタフスベリ
ストックホルム近郊
1825Gustavsberg
グスタフスベリ
数々のデザイナーを輩出してきた名門陶器メーカーで、リサ・ラーソンなどの世界的なでデザイナーを排出
開窯当時は、イギリス風磁器の制作をしていたが、20世紀初頭に登場したデザイナーのヴィルヘルム・コーゲによって、機能性を持ちモダンな北欧デザインを生み出し、世界的なブランドへと成長していった。彼は「スウェーデン陶芸界の巨匠」と言われ、その弟子である天才デザイナーのスティグ・リンドベリ、日本でも人気のリサ・ラーソンなどへとつながっていく。しかしながら、その後は徐々に事業を縮小していき、現在は近年は親会社となっていたアラビアとともにイッタラ・グループ。
http://gustavsberg.jp/
ベルサ
1960年以来、リンドベリの代表作である木の葉のモチーフで、ブランドを代表するシリーズ
プルヌス
1962年に発表したリンドベリのデザインで、青いプラムの実が北欧デザインらしさを出して人気
アダム
1956年に発表したリンドベリのデザインで、器のフォルムに合わせて遠近感が用いられている水玉が特徴的
c21北欧
フィンランド

アラビア
ヘルシンキ郊外
1873Arabia
アラビア
北欧を代表する陶器ブランドであり、「美しい日常」を掲げたスカンジナビア・デザイン
スウェーデンのロールストランドの子会社として始まり、創立当初から実用食器を中心に製造をしてきた。1916年に独立すると、フィンランドの名高いデザイナーたちを積極的に登用し、個々の完成を生かしたデザイン性、芸術性に優れながらも、使い勝手を重視した実用的な陶器磁器というコンセプトは維持し続けている。それは、素朴で安定感のある、温もりのあるフォルムにシンプルなデザインで、スカンジナビア・デザインと呼ばれ、現在も数多くの人気シリーズが世界中で評価を得ている。現在はイッタラ・グループ。
https://www.scandex.co.jp/arabia/
パラティッシ
フィンランド語で「楽園」を意味する、陶芸家ビルイェル・カイピアイネンによる、1969年の普及の名作
ティーマ
人気デザイナーのカイ・フランクが1948年に発表した名作キルタをベースにした、北欧食器の定番シリーズ
ムーミン
世界的な絵本のムーミンをオリジナルの絵に基づいてデザインされた、大人気シリーズ
c22北欧
フィンランド

イッタラ
ハメーンリンナ市
1881iittala
イッタラ
ガラスウェアからテーブルウェアの総合ブランドに成長したフィンランドのリビングウエアカンパニー
ガラスメーカーとしてイッタラ村で創業。装飾性だけでなく、機能的で美しい北欧デザインを求めた企業として、現在ではテーブルウェアの総合ブランドとして、現代の北欧デザインの代名詞的なブランドとなっており、現在では世界50ヶ国の国々で愛されている。近年では、グスタフスベリを傘下にしていたアラビアや、老舗のロールストランドを吸収し、大きなイッタラ・グループを形成。多くのデザイナーを抱えており、そのコレクションは古いものは80年以上のシリーズもある一方、次々と新しいシリーズを発表し続けている。
https://www.iittala.jp/
オリゴ
シンプルなフォルムに、多彩なストライプ模様が特徴的で、カップやボウルなど、多様に展開
タイカ
魔法を意味し、デザイナーのクラウス・ハーパニエミによる幻想的なイラストが人気
アイノ・アアルト
1932年に発表され、イッタラで最も長い歴史を持つグラスのシリーズで、水の葉文のようなデザインが特徴
d01南欧
イタリア

ドッチァ
フィレンツェ郊外
1735Richard Ginori
リチャード・ジノリ
イタリア最古の名窯で、「トスカーナの白い肌」と称される、名高いポーセリン・ブランド
ドッチァのジノリ侯爵家のための工房として開窯したのが始まり。その後、他の貴族たちのための食器類を手がけるようになり、現在まで生産を続け、「トスカーナの白い肌」の磁器が高い人気を保っている。人気のデザインも多く、現在まで続いているロングセラーの中には、すでに18世紀には作られているものもあるほど。時代に応じて、ロココ、ネオクラシック、アールデコなどの様々な様式の高級食器を発表し続け、現在もイタリアを代表する陶磁器ブランドとして愛されている。
http://richardginori.co.jp/
ベッキオ・ジノリ・ホワイト
イタリア語で「古い」を意味する、最古のシリーズで永遠の定番で、バロック様式の格調高いデザイン
イタリアン・フルーツ
花々とフルーツが散らされた、愛らしくも気品漂うデザインは、現在まで大ベストセラー
グランデューカ
マリア・テレジアのためのデザインで、別名「東洋の庭と呼ばれる東洋的な花模様のシリーズ
d11南欧
スペイン

アルメセラ
バレンシア郊外
1951Liadro
リヤドロ
高級陶器人形として名高く、エルミタージュなど名だたる美術館にも収蔵バレンシアのフィギュリンブランド
ホアン・ホセ・ビセントのリアドロ3兄弟がバルセロナ郊外に開窯したのが始まり。そのアトリエ跡は、現在ではポーセリン・シティと呼ばれるリアドロ本社や工場となっており、リアドロは世界120ヶ国に展開するトップブランドに成長。作品は全て手作業による繊細なアートであり、中でも「ハイ・ポーセリン」と呼ばれる最高のコレクションや、アーティストとのコラボも制作され、世界中の美術館に展示・所蔵されるほど。1968年創業のNao(ナオ)はシスターブランドで、リーズナブル・カジュアルなフィギュリンを展開している。
https://www.lladro.jp/
クラシック・ポーセリン
フィギュリンの中でも、ラグジュアリーに位置づけられ、動物やバレエ、貴婦人たちなど多様。
シーズン・プロダクト
毎年発表されるイヤーボールやベル、日本法人では雛人形や節句人形、干支などがある
デザイナーズ
人気デザイナーとのコラボによる、個性的でアートなフィギュリンを展開
e01アジア
シンガポール
1947Luzerne
ルザーン
独自の「ニューボーン」で知られる、5つ星ホテル御用達のオリエンタルで個性的なシンガポールのブランド
世界約40ヶ国以上で販売されているシンガポールの高級陶磁器ブランド。「車が乗っても割れない食器」として、ハードユーズが要求されるシェフやレストランオーナーに認められ、現在では五ツ星ホテル御用達とも呼ばれており、その中には、リッツカールトンやシャングリ・ラ、フォーシーズンズ、ハイアオットとなども。素地は、骨灰を使わずにボーンチャイナのような透明感と独特の温かみある風合いをもつ「ニューボーン」。この現代の技術に、ハンドメイドによる鮮やかなゴールドやプラチナの絵付で高品質を実現している。
https://luzerne.com/
グロッシー
乳白地の口に、ゴールドとプラチナを施しただけのシンプルなシリーズ
ディーバ・ロータス
白や赤・黒の地に、ゴールドとプラチナのアラベスク模様を施した、ゴージャスでオリエンタルなデザイン
セリエナ
円状にロクロ線を細かく彫り込み、ゴールドとプラチナの幅広い帯を施した格調高いデザイン
z01アジア
日本

石川
1908Nikko
ニッコー
前田家や当時の有力者が金沢で創業し、世界中のホテルやレストランなどにも使われる洋食器ブランド
金沢で、世界に誇る洋食器を日本で作ることを目的に、日本硬質陶器株式会社を創業。以後100年以上、硬質陶器からボーンチャイナまで、全てに「Made in Japan」にこだわり、高品質の洋食器を作り続けている。中でも、ニッコーの代名詞となっている「ニッコー・ファインボーンチャイナ」は、究極の白。その純白さだけではなく、薄さと強度にも誇り、トップシェフたちの愛用品として知られるようになった。また成形、絵付けに関しても、金沢という伝統の地にあって、高度な技術を保ち続けている。
http://www.nikko-tabletop.jp/
エクスクイジット
美しいシェイプと繊細なエンボスで、シェフのオーダーから生まれた、ブランドを代表するシリーズ
アクア
水をテーマにデザインされた、渦巻きをフォルムに刻み込んだシリーズ
カトラリー
ファインボーンチャイナで作られたスプーンなどのカトラリーは、口当たりが良く、人気シリーズ
z01アジア
日本

石川
1879Kutani Choemon
上出長右衛門窯
伝統の手仕事で、沖縄サミットでは首脳晩餐会の食器に選ばれ、九谷を代表する窯元の一つ
明治12年に、現在の能美市寺井町に開窯、現在は5代目と6代目が活躍中。伝統の手仕事を継承する九谷焼の窯元であり、丈夫で美しい素地に鮮やかな発色で絵付けされているのが特徴。日常使いの食器から、高級食器、茶陶、そして当主たちの作家として活動と、多彩な展開を見せているが、その意匠も、伝統的なものから、新進のイラストレーターとのコラボ、さらには世界的なアーティストでデザイナーのハイメ・アジョンのシリーズなど、九谷焼という枠組にとらわれない活動に、海外のファンも増えている。
http://www.choemon.com/
笛吹
60年書き続けられている伝統のモチーフで、笛を吹く人物の染付。最近は様々な楽器を持ったものも。
ハイメ・アジョン
ハイメアジョンと九谷焼の出会いによって誕生した、新しい染付のシリーズ
KUTANI SEAL × AKKO
イラストレーターAKKOによる、「花と森」をテーマにした、甘すぎないガーリーデザインのシリーズ
z11アジア
日本

横浜
1919Okura Art China
大倉陶園
皇室や迎賓館にも納めらた高級食器の代名詞で、「セーブルのブルー、オークラのホワイト」と賞賛
創業者である大倉孫兵衛の「良きが上にも良きもの」を理念として、1919年に創業。以来、最高級のカオリン(磁器素地の主成分となる白い土)を使った「オークラチャイナ」は、"セーブルのブルー、オークラのホワイト”と呼ばれて世界的に高い評価を得ており、日本が誇る洋食器の一流陶磁器ブランドの地位を守り続けている。そのオークラの白に描かれるペイントは、日本はもちろん、ヨーロッパの技法も取り入れられた高度な技術に裏打ちされた最高級品であり、宮内庁御用達でもある。
http://www.okuratouen.co.jp/
ブルーローズ
青の濃淡と、素地に溶け込むような青いバラは、大倉陶園独自の技法で描かれ、80年の歴史あるシリーズ
クラシックローズ
繊細な日本画の技法による華やかで落ち着きのある色彩で、現在の大倉陶園のハンドペイントの代表格
ナポレオン
ナポレオンが好んだモスグリーン地に、大倉陶園独自の「漆蒔」技法で蜂や王冠、月桂樹をデザイン
z21アジア
日本

名古屋
1876Noritake
ノリタケ
日本初のボーンチャイナを生み出し、カジュアルなものから最高級品質まで、多種多様に展開するトップブランド
1876年(明治9年)に、貿易商社として創業、現在とノリタケの前身となる日本陶器合名会社の創立は、1904年(明治37年)。パリの万国博のヨーロッパ磁器を目の当たりにし、「この美しい磁器を日本で作りたい」として、近代的な工場を建設、1914年(大正3年)に日本初のディナーセットを完成させ、以後は「ノリタケチャイナ」として、世界的な食器ブランドとして発展していった。ノリタケは世界中で愛され、輸出された当時のシリーズは、現在では「オールドノリタケ」と呼ばれて蒐集家が数多く存在するほどになっている。
http://tableware.noritake.co.jp/
マスターピースコレクション
創業以来培ってきた技術と技能を投入して製作する最高級シリーズで、Queen’s Garden、金銀彩鳳凰文など
花更紗
ペルシャ風な小花の更紗文様が施された、ノリタケを代表する人気シリーズの一つ
ブルーソレンティーノ
ブルーで更紗文様を描いたデザインで、幅広い層に愛されるロングセラー
z31アジア
日本

有田
1640sKakiemon
柿右衛門窯
380年の歴史と、世界中を魅了した柿右衛門様式で有名で、先代の14代目は人間国宝である日本が誇る古窯
1640年代に初代柿右衛門が磁器に赤絵の絵付けをしたのがはじまり。1670年代には、世界的にも名高い「柿右衛門様式」が確立させている。その最大の特徴が乳白色の素地「濁手(にごしで)」。この余白を十分に生かした絵画的な様式は海外にも輸出され、ヨーロッパの王侯貴族が競って購入。しかし江戸中期に入ると「金襴手」が主流となり、一時期濁手の製産が止まっていましたが、明治期以降、12代と13代柿右衛門が濁手を復元、その後は人間国宝の14代、そして現在15代当主まで、伝統の薪窯による焼成で品質を保ち続けている。
http://kakiemon.co.jp/
濁手(柿右衛門様式)
柔らかく温かみのある乳白色の素地に「余白の美」を持って赤絵を施したのが、現在まで窯の代名詞
z31アジア
日本

有田
1660sImaemon
今右衛門窯
鍋島藩の藩窯としてはじまり、一子相伝の秘法の赤絵の技法を現在の14代目まで伝えている現代の色鍋島の名窯
江戸時代寛文年間(1660-1673)に、鍋島藩の御用絵師として今泉今右衛門家が指名され、赤絵窯の藩窯として色絵付けをしたのがはじまり。赤絵の秘法を守るため、藩では家督相続法をつくって一子相伝としたため、現在の当主である14代目まで、一子相伝の秘法を守り続けている。明治にはいり藩窯ではなくあった10代目は、全ての工程を一貫して行う体制とし、昭和に入ると色鍋島今右衛門技術保存会として国の重要無形文化財保持団体として認定される。また、当代の14代目は人間国宝でもあり、個の陶芸家としても名高い。
http://www.imaemon.co.jp/
墨はじき
江戸時代の鍋島でよく使われた、墨を使った白抜きの技法で、14代の色絵作品に多用されている
色鍋島・吉祥文
宝尽くしや紐絵、有職文、松竹梅、桃文など、江戸時代の色鍋島で描かれた格調高い伝統モチーフ
色鍋島・花文様
桜や梅、橘、牡丹、鉄線、菊、竜胆、万年青、椿など伝統的な四季の花々から、蘭や苺、薔薇、葡萄なども
z31アジア
日本

有田
1689Koransha
香蘭社
宮内省御用達であり、食器類の他、世界各国で数多くの受賞歴をもつ美術工芸品もある有田の名窯
1689年に初代深川栄左衛門が有田に開窯。明治に入り、8代深川栄左衛門が優れた陶工・絵付師、陶商などを集めて「香蘭社」を設立。その後はフィラデルフィアやパリなど世界各国で開催された万国博で数々の賞を受賞し、明治29(1896)年には宮内省御用達となって、現在に至っている。香蘭社は現在も深川家が経営しており、現在は15代目。香蘭社の特徴は、有田磁器独特の白い硬質な白磁に、ヨーロッパ的な意匠の要素も取り入れつつ、「香蘭社スタイル」と呼ばれる有田の伝統様式を独自に発展させた優美なデザインとなっている。
https://www.koransha.co.jp/
香蘭社スタイル
染付や赤絵に加え、金銀彩やルリ釉、グリーン釉などを使った、普段づかいから高級食器まで揃うシリーズ
香蘭社クラシック
明治期に世界的に人気を博したクラシカルなデザインを復刻した、古き良き時代のシリーズ
赤繪町工房
有田の伝統を受け継ぎつつ、新しいオリジナリティ溢れ、カジュアルな香蘭社として人気のシリーズ
z31アジア
日本

有田
1894Fukagawa Seiji
深川製磁
宮内庁御用達で、艶やかな質感や『フカガワブルー』と呼ばれる透き通るような染付と赤絵を特徴とする窯
明治27(1894)年に、香蘭社創業者である8代深川栄左衛門の次男・深川忠次が有田に開窯。有田の窯としてはじめてイギリスのワット商会と直輸出を開始し、全ヨーロッパへの輸出を開始、明治43(1910)年には宮内庁御用達となっている。大正期には海軍指定工場として、洋食器の納入などもしている。また、有田焼は昭和52(1977)年に国の伝統工芸品に認定されているが、深川製磁にはその技術を保持すると認定された伝統工芸士が現在7名所属しており、その高い技術力を誇っている。
http://www.fukagawa-seiji.co.jp/
寿赤絵(クラシック)
伝統の吉祥文様の四君子(蘭・竹・菊・梅)と、青海波を赤絵付けした、人気シリーズ
アルテ・ウァン(モダン)
2006年ミラノスタジオ開設記念としてデザインされ、新しい和のモチーフがレストランでも使用されている
ブルーワイナリー(クラシック)
吉祥文様である葡萄をモチーフを、ブルーのグラデーションで白磁に絵付けされた、熟練の手仕事