やきもの展覧会
3年に一度、山口で開催される公募展…「現在形の陶芸 萩大賞展」

update:2019/11/29

山口県立萩美術館・浦上記念館では、3年に一度開催の「現在形の陶芸 萩大賞展」の入賞展が開催中です。
 
 
 
「現在形の陶芸 萩大賞展V」
2019年11月23日~2020年1月13日
山口県立萩美術館・浦上記念館
山口県萩市平安古町586-1
https://www.hum.pref.yamaguchi.lg.jp/exhibition/special.html
 
展覧会は山口のみで巡回はないので、なかなか足を運ぶことが難しい人も多いかもしれませんが、同展は萩焼の山口らしい「茶陶作品」を全国で募集し、人気・注目の公募展となっています。
 
今回の大賞は、止原理美さん。同じく萩焼作家であった止原伸郎氏の長女で、12代三輪休雪氏・三輪華子氏に師事した本格派。受賞作の『黒蜥蜴壺』は、トカゲをボディに刻み、口にトカゲと蝶の立体を配した印象的な壺です。
ボディの色調の変化と刻花のトカゲのコントラスト、そして、トカゲの目。。。
ぜひ、実物を見るに値する作品ではないでしょうか。写真だけでも、強烈に引きつけられます。
 
会期中は、山口県総合芸術文化祭も開催中。各地でさまざまなイベントが行われますので、合わせてチェックしてみるのもいいですね。