update:2018/03/19
神戸にある「香雪美術館」は、朝日新聞の創業者・村山龍平氏が蒐集した日本並びに東洋の古美術コレクションを展示する美術館です。重要文化財だけでも19点、工芸の優品も多く、魅力的な美術館です。広い敷地にあって庭園も、国指定重要文化財の旧村山家住宅も見所の一つ。
ただ、関東から行く身には、わざわざ、訪れるとなると、そんなに何度も足を運ぶというわけには行かないのが本音でもありました(他に行く目的のないところですから)。
しかし、この度、中之島香雪美術館がオープンしました。来る3月21日です。
大阪の中之島は、ビジネス街ですが、カルチャーの分野でも有名です。大阪市立東洋陶磁美術館や国立国際美術館はもちろんですが、ギャラリー・画廊も多いところ。
ここにあるなら、“ついで”というか、もっと頻繁に足を運べそうですね。
中之島 香雪美術館
大阪府大阪市北区中之島3-2-4
中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階
http://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/
開館記念として、この1年間は、「珠玉の村山コレクション」を5期にわけて展示される予定。
I 美術を愛して 2018年3月21日〜4月22日
II 美しき金に心をよせて 2018年4月28日〜6月24日
III 茶の道にみちびかれ 2018年7月7日〜9月2日
IV ほとけの世界にたゆたう 2018年10月6日〜12月2日
V 物語とうたにあそぶ 2018年12月15日〜2019年2月11日
もともとの香雪美術館は、館蔵品を春秋のテーマ毎に展示する「コレクション展」や「企画展」が中心なので、何度も通わないと、有名どころでもそろって展示していなことが多かったですが、今回は勢揃いする上、初公開品もあるとのことで、期待大です。
中之島、ますます、足を運ぶ機会が増えそうですね。