■ 日本の古陶磁

2020/01/10
新年にふさわしい企画展…「数寄のデザイン」

良質な東洋古美術のコレクションを有することで知られる、長野のサンリツ服部美術館では、「数寄のデザイン」展が開催中です。     数寄のデザイン 2020年1月2日〜3月8日 サンリツ服部美術館 http://www.su […]

2019/11/22
アースカラー編:緑(2)

前稿に引き続き、「緑」を考えていきます。 今回は、日本の「緑」です。   ◎日本の緑釉陶器、唐三彩   中国の王侯貴族の副葬品であった唐三彩は、日本にも輸出されました。そして奈良時代には日本でも緑釉陶器が焼かれるようにな […]

2019/11/12
静嘉堂文庫至宝の曜変天目が公開…「名物裂と古渡り更紗」

世田谷にある静嘉堂文庫は、三菱財閥の岩崎家のコレクションを元に設立され、国宝や重要文化財など、貴重な東洋古美術コレクションを有する美術館として有名です。 そして、陶芸ファンとしては、あの国宝「曜変天目」を所有する美術館と […]

2019/10/29
東京の隠れ家で茶の湯を嗜む…「江戸の茶の湯」

東京の隠れ家的に愛される美術館。 青山という都心の真ん中にあって、緑豊かで、足を踏み入れると、静かにゆったりした気分が味わえる美術館が、根津美術館です。   同館で来月から開催される秋の展覧会がこちら。   【特別展】江 […]

2019/10/04
青編:ポイントカラー(1)

前稿に引き続き、「青」を考えていきます。 今回は、ポイントカラー、つまり「描く青」です。   顔料としての青は、コバルト系が基本。ただし、産地によっても調合によっても青色は違ってきます。当初は、中国産の天然呉須 […]

2019/09/06
ひょうげる…「美濃の茶陶」

サントリー美術館は「生活の中の美」を基本テーマとし、絵画、陶磁、漆工、染織など日本の古美術から東西のガラスまで、収集している美術館です。陶磁器の名品も多いのですが、同館は常設展示はなく、原則として企画展に合わせて展示され […]

2019/03/15
モノトーン編:陶器の黒(2)

さて、黒いやきものの話のつづきです。 前項では、ギリシアや中国の有名な黒をいくつかあげましたが、ここでは日本のものをあげましょう。 日本も結構古くから、黒い器が人気だったようです。 ◎日本の黒秞陶器 日本では黒い器は桃山 […]

2019/02/01
モノトーン編:磁器の白

白の器の代表、「白磁」の話をしていきましょう。素地そのものが白いので、割れた陶片をみても、中まで白いのが白磁です。 ◎白磁の誕生〜中国 白磁の歴史は中国から。6世紀には作られていましたが、初期の白磁は、現代なら白磁と呼ぶ […]

2018/10/27
近世 (2)

前回は割竹式登窯の登場を書きました。しかし、その窯の形式は九州に留まってあまり広がらず、同じ登窯でも別の構造のものが登場します。これが、「連房式登窯(れんんぼうしきのぼりがま)」です。 連房式登窯は全国各地の窯業地に広ま […]

2018/10/26
根津美術館「新・桃山の茶陶」

日本をはじめ、東洋古美術のコレクションで名高い根津美術館。 その中でも、茶陶(茶の湯に使う器)は有名です。 その同館が誇るコレクションに、全国から名品・優品を集めた特別展が開催中です。 特別展「新・桃山の茶陶」 10月2 […]